1. 1982年に開催された国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)第15回会期において、電子資金振替(electronic fund transfers)に際して生ずる法的問題に関する事務総長の報告書が討議された。コンピュータ記録の法的価値に関する問題について、この報告書は次のように結んでいる。「この問題は、特に国際的電子資金振替にとって重要であるが、国際貿易取引のすべての側面に関する一般的な問題である。したがって、一般的解決策(generalized solutions)を講じることが望ましい。」第15回会期の後、国連欧州経済委員会(ECE)および国連貿易開発会議(UNCTAD)の下で活動している国際貿易手続簡易化作業部会(WP.4)は、自動貿易テータ交換に関する本報告書の重要性に関心を示し、UNCITRALの了解に基づいて、ECE事務局を通して本報告書を、CCC、0ECD、ICC、その他の国際機関へ送付した。